人生を
大洋の航海
だとすれば
そこには
凪のような
平穏もあれば
嵐のような
逆境に遭遇する
こともある。
・
凪が続くと
安全は続くが
船乗りは
鍛錬の機会を失う。
その結果
想定外が
起きたとき
船乗りは
対応できず
船は
転覆し
船乗りは
深海に消え
航海は
あっけなく
終わりを迎える。
一方で
嵐は
船乗りを
覚醒させる。
一瞬の
緊張感の不在。
一瞬の
集中力の欠如。
それが命取りに
なりかねないことを
船乗りは分かっている。
そう
老練な船乗りは
いつだって
嵐がつくるのだ。
・
虹が
見たいのなら
雨を
我慢しなければ
ならないように
頂上に
登りたいのなら
平坦な道ばかり
歩いてはならないように
人生という航海では
逆境という嵐に遭遇し
克服することではじめて
新しい世界に
出会うことが
できるのだ。
by John.K